第8期自治政策講座in神戸
「 危機管理・防災のまちづくりと議会の役割 」
参加者数:--名
参加自治体数:--自治体
開催日:2006年10月19・20日(視察オプション18日) 会 場:三宮研修センター 805号室 <アクセス>
阪神淡路大震災から11年がたちました。幾多の困難を乗り越えて現地では復興が進んでおります。このときの教訓を生かして、国や都道府県の防災・災害復旧関係の法律や条例の改正がありました。また、地域防災体制に関する研究の取り組みも進んでいます。 しかし、自治体議会の関係については、防災会議、防災対策本部への位置づけはもとより、緊急時や復興への移行期などにどのように対応すべきか、いまだ議論が深化していないのが現状ではないでしょうか。。 30年以内の大地震が予測され、地球温暖化の影響などで水害をはじめとする新たな備えが必要となっています。 自治体再構築の時期に「議会」「議員」はこのような状況のなか、一層重大な使命が課せられています。 これまでの自治政策講座でも「災害」への対応に関する講座は実施してきましたが、今回は、未曽有の大震災があった神戸の地で、災害への実感を得ながら、「危機管理・防災まちづくりと議会の役割題して本格的な議論を深める講座といたしました。 記念講演は、「自治体の真の役割」について透徹したご研究で有名な松下圭一法政大学名誉教授。また、新たな視点で「災害」を研究してこられた下記の先生方に、自治体議員として知っておくべき政策や理論を学びます。 また、当時の状況がわかるように、オプションで前日18日には視察を設定し、最終日の討議では問題提議を神戸市役所の体験者OBのご協力を得て、充分な議論ができるようにプログラムを作っております。 多くの方のご参加をお待ちします。
プログラム
10月19日(木)[ 10:00~17:30 ]
記念講演10:00~12:00
「自治体再構築の考え方」
松下 圭一 (法政大学名誉教授)
第1講義 13:00~14:40
真の防災は「いい町づくり」から
片寄 俊秀 (大阪人間科学大学教授)
第2講義 15:00~17:30
災害時の「情報」問題―情報補償・その手段と内容
目黒 公郎 (東京大学教授)
10月20日(金)[ 10:00~16:00]
第3講義 10:00~12:00
震災復興の経済負担とこれからの災害への準備
林 敏彦 (放送大学教授)
フォーラム13:00~16:00
その時議会は―阪神淡路大震災時の議会活動からの教訓
コーディネーター: 住沢博紀(日本女子大学教授)
助言者: 竹下譲(四日市大学総合政策学部長)
◇「震災被害の概要と教訓」 ◇「議会はどのように動いてほしかったか」 片瀬範雄(神戸市都市整備公社専務理事・神戸学院大学教授) 神戸市議会事務局庶務課長
視察オプション
視察でもう一度災害を認識しよう
開催日時: 2006年10月18日 受付時間: 12:00~18:00(予定) 出発時刻: 12:40 出発(貸切バス) 集合場所: 三宮駅観光バスステーション 会 場 : 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター /北淡震災記念公園
施設見学
北淡震災記念公園
特別講演
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
「災害時のトップマネージメントとは」
講師:河田 恵昭 (センター長・京都大学防災研究所所長)
防災や減災は政府や自治体だけではなく、地域コミュニティの問題。被災者・市民・ボランティアなど多くの人々の協力と連携で、阪神・淡路大震災の経験や教訓をわかりやすく展示。世界の市民や未来を担う子どもたちに広く高カテキン情報発信をする。 防災の重要性やいのちの尊さ、ともに生きることの大切さなどを真摯に受け止め、共に考え、学ぶことを促進するための活動を行なう。 地震で現れた野島断層を、生きた教材としてありのままに保存・展示し、いろいろな角度から断層を分かりやすく解説。また、阪神・淡路大震災の記録を伝える施設も充実。学術的な価値が認められ、天然記念物として国から指定されるなど日本国内はもとより、外国からも大きく注目されている。地震の揺れや凄まじさを身体で感じ目で見て体験できる震災体験館を見学。
たくさんのご参加ありがとうございました
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