第11期自治政策講座in東京2
「今、現場から~ ―自治体が求められている改革の方向」
開催日:2009年10月27・28日(視察26日) 会 場:国際ファッションセンター10階<アクセス>
参加者数:235名
参加自治体数:135自治体
プログラム
10月27日(火)[ 10:00~17:00 ]
第1講義 10:00-12:00
分権の現状と地域自律への道 ―財政や権限移譲
新藤 宗幸 千葉大学教授
「分権の目的はなにか、三位一体改革の展望は、中央政府と自治体の関係のあり方など、今後の改革の方向を示していただく。財団法人東京市政調査会研究員、専修大法学部助教授、立教大法学部教授などを経て2002年から千葉大学教授。官僚制の構造と動態、中央・自治体間の行財政関係などを研究。
第2講義 13:00-15:00
税制改革の方向と自治体財政
町田 俊彦 専修大学教授 税制で明らかになる国の姿。自治体財政の実態と税制改革の議論の争点などを解説いただく。地域自律に向けた税制改革とは。 第3講義 15:10-17:00 森林からの地域再生 ―合併で増えた森林率がチャンス
田中 淳夫 森林ジャーナリスト
合併で森林率が増え、森林課を新設した自治体もある。自然レベルから地域社会まで包括的に捉える地域再生の貴重な資源としての森林を学ぶ。出版社、新聞社勤務を経てフリーランスの森林ジャーナリストに。森林や林業、山村問題のほか、自然科学をテーマに執筆活動を続ける。
10月28日(水)[ 10:00~17:00]
第4講義 10:00-12:00
自治体の子育て支援策の視点は ―子どもに何が起きているのか
萩原 光 子育てカウンセラー
児童政策に欠かせぬ視点とは。著名な相談・支援の実践者から、子どもや子育ての実態、解決策、政策の視点をうかがう。千葉県でシャローム共育相談室を主宰し、多くの親子の立ち直りを援助。自ら運営するホームページ「ぴっかりさんの子育て相談室」は、多くのママたちの支持を集める人気サイト。
第5講義 13:00-15:00
地域を元気に守りきる ―自立へ向けた改革のポイント
山内 道雄 海士町町長 日本の縮図ともいえる海士町の変化。町が進めた大胆な行政改革と産業創出策。Iターンも増えた。地域再生の戦略を学ぶ。7000人いた人口が2500人となり、島の暮らしを支えていた公共事業が国の政策により激減した。敢えて単独町制を選択し、大胆な行財政改革と地域資源を活用した「守り」と「攻め」の戦略で、島興しに奮戦中。
視察オプション
東京都中央区の特色ある複合施設に学ぶ 老後を地域に開かれた交流の場で過ごす&世代間交流が豊かな心をはぐくむ 日時 :2009年10月26日14:00~ 定員 :40名(講座参加者優先) 中央区は、江戸五街道の起点「日本橋」、日本一のショッピングストリート「銀座」、日本のウォール街「兜町」、江戸文化を伝える「歌舞伎座」、食文化の拠点「築地市場」、東京の表玄関「八重洲」、隅田川や東京湾に面した「佃」「月島」「晴海」のウォーターフロントで有名です。一方、23 区の中で最も小さな区でもあります。 ここに教育・福祉が密着したまちづくりを実現する複合施設が整備されています。 高齢者施設と知的障害者支援施設、中学校、保育所などが入った複合施設ができた経緯や地域住民のかかわりなどを視察します。 【複合施設建築にいたる経緯と地域住民のかかわり】(中央区建築企画ご担当説明) 施設視察先(予定) ◆高齢者施設と障害者施設の複合施設【複合のメリットと課題】 「リハポート明石・レインボーハウス明石」 ◆高齢者施設と教育・保育施設の複合施設【複合のメリットと課題】 「マイホームはるみ・晴海中学校・晴海保育園」
たくさんのご参加ありがとうございました
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